整形外科
整形外科について
整形外科は、全身の骨格系、関節、筋肉、靭帯などに生じた外傷や疾患を専門とする医学分野です。骨折、捻挫、靭帯損傷などの外傷から、頚部痛、腰背部痛、手足のしびれを主訴とする脊椎・神経系疾患、肩関節、膝関節、手関節、股関節などの関節疾患まで、幅広い症状や疾患を扱っています。これらの多岐にわたる問題に対し、的確な診断を下し、患者様の痛みや機能障害の改善を目指します。
こんな症状が対象です
- 膝が痛い
- 腰が痛い
- 関節や手足、筋が痛い
- 骨折しやすい
- 関節にはれがある
- つまづきやすい
- 長時間歩けない
- 関節がこわばる
- 手足がしびれる
- 歩きにくい
- 感覚が鈍い
- 転倒しやすい
- ケガをした
- 事故にあった
整形外科の
よくある症状・疾患
肩こり
現代社会において、肩こりは多くの方が悩まされている症状のひとつです。首周りのこわばり感、肩甲骨周囲の重圧感など人によって症状はさまざまです。そのため原因も、加齢に伴う頸椎の変化、不適切な姿勢、肩から首にかけての筋肉の緊張、肩甲骨の位置異常など多岐に及びます。特に近年では、デジタル化社会の進展に伴い、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用など、同じ姿勢を長時間維持する機会が増えています。そのため、オフィスワーカーや学生など、デスク作業に従事する方々に肩こりが多く見られる傾向にあります。
腰痛
腰痛は、整形外科領域で頻繁に遭遇する症状のひとつです。骨や軟骨、神経などの整形外科的疾患に由来する場合、症状としては加齢に伴う変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変性すべり症などが多くを占めます。ただ、内科、婦人科、泌尿器科などの疾患が腰痛として表れることもあるので、検査を行い慎重に判断していきます。
打撲
打撲は、筋肉や骨、軟部組織に直接的な衝撃が加わることで発生する損傷です。主な症状は、痛み、腫れ、内出血、運動制限などですが、筋肉や骨の損傷が重度の場合は、関節可動域の制限を伴うこともあります。スポーツ中の衝撃、転倒、交通事故など、さまざまな状況で起こり得ますが、特に高齢者やアスリートなどでは、打撲のリスクが高くなる傾向にあります。
捻挫・靭帯損傷
足関節の捻挫は、足首を強くひねることで発生し、足関節を支持する靭帯が断裂または部分的に損傷する疾患です。特徴としては、腫れや皮下出血などが見られます。軽度な靭帯断裂は、歩行ができるケースも多いので、病院への受診が遅れる方もいらっしゃいます。しかし、迅速に対応しないと関節にもトラブルを引き起こす可能性があるため、注意しなければなりません。
骨折
骨折は、完全に骨が分離する場合だけでなく、ひび割れ、欠損、陥没なども含まれます。骨折の程度や部位によっては、痛みが軽度のこともあります。骨折の原因はさまざまですが、転倒や打撲などの外傷が一般的です。しかし、骨粗しょう症などの骨の病気や、栄養不足、加齢による骨密度の低下も骨折のリスクを高める要因となります。
肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)
四十肩・五十肩は正確に言えば、肩関節周囲炎と呼びます。加齢に伴う肩関節周囲の骨、軟骨、腱、筋肉などの炎症が原因と考えられます。主な症状は、肩の痛み、可動域制限、筋力低下など症状は多様です。痛みは夜間や安静時に強くなることが多く、日常生活動作に支障をきたすこともあります。
頚椎症
頚椎症は、加齢や生活習慣に伴う首の骨(頚椎)の変性疾患です。主に40歳以上に多く見られますが、デスクワークやスマートフォンの普及により若年層での発症も増加しています。症状は、神経への影響により二つのタイプに分かれます。神経根が圧迫される場合は、首から腕にかけての痛みやしびれが主症状となり、脊髄自体が圧迫されると、両手足のしびれや歩行障害など、より広範囲の症状が表れます。
腱鞘炎
腱鞘炎は、手や指の腱とその周囲の腱鞘に炎症が生じる疾患です。主に、罹患部位の鋭い痛みや鈍痛、腫れ、こわばり感などの症状が見られます。「ばね指」では指を曲げ伸ばしする際に特徴的な引っかかり感を伴い、ド・ケルバン病では親指の付け根に痛みが集中します。症状の程度には個人差があり、軽度なものから日常生活に支障をきたす重度なものまでさまざまです。また、炎症部位に熱感を感じることもあります。
診療のご案内CONTENTS
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ORTHOPEDICS
整形外科
肩こり、腰痛、打撲、捻挫・靭帯損傷、骨折、肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)など、整形外科領域全般の診療を行います。
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REHABILITATION
リハビリテーション科
理学療法士が常勤しているため、物理療だけでなく運動療法も行えます。スポーツ疾患から慢性疾患まで幅広く対応できます。
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SPORTS-ORTHOPEDICS
スポーツ整形外科
各競技の運動内容、スポーツレベル、種目による障害・外傷の特殊性などに熟知した医師が適切な診療を行います。
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OSTEOPOROSIS
骨粗しょう症
日本骨粗鬆症学会ガイドラインでも推奨されているDEXA法による骨密度測定を行っています。精度の高い測定が行えます。
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ACCIDENT
交通事故
通勤途中の怪我や災害交通事故の診療を行っています。また、労災保険指定医療機関ですので、通勤途中の怪我や災害にも対応しています。
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PFC-FD
PFC-FD療法
血小板が傷を治す際に放出する成長因子の働きを活用し、人体がもともと持っている治癒力を高める再生医療を行っています。